阪神福留孝介外野手(42)が巨人上原の現役引退を惜しんだ。

21日のヤクルト戦(甲子園)の練習後に取材に応じ、「僕も昨日、ニュースで知ったので、ビックリしている。やっぱりちょっと寂しいというのはある」と、神妙な表情で話した。

上原は2学年上に当たるが、98年ドラフトでプロの世界に飛び込んだ共通点がある。アマチュア時代から国際試合でともに戦い、上原が世界一軍団キューバの連勝を151で止めた97年インターコンチネンタル杯(スペイン)でも一緒に日の丸を背負った。

プロに入ってから同一リーグで何度も対戦。しのぎを削った右腕との対戦を振り返り「技術もさることながら、気持ちが前面に出て向かって来られるというのは打者としては攻めづらいというところもあった。そういう気持ちで来られるから、絶対何とか負けないようにやってやろう、と。そういう気持ちを持たしてもらった」と感謝した。上原の引退により、福留はセ・リーグ最年長となった。