今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム中島卓也内野手(28)が1日、千葉・鎌ケ谷で会見し、権利を行使せずチームに残留することを表明した。一問一答は以下の通り。

-残留を決めた

「これまで考えて悩んだので、まずはホッとしたというか、気持ち的に楽になった」

-決断まで

「入団して、この世界でやっていけるかどうか微妙なところで、ここまで育ててくれた球団、監督、コーチ、チームメート、そしてファンのみなさまに感謝していて。残留という気持ちが強かったですけど、FAを取得して他球団の話を聞きたいという気持ちもあり、(悩む)期間が長くなってしまった」

-周囲に相談は

「チームメートや他球団の人とか、野球関係の知っている人に。相談すればするほどいろんな意見があったので、その中で、自分の中で最終的に整理して決断しないといけなかった」

-ファンの声もあった

「北海道には結構シーズンを終わってからいたので、どこに行っても(残留してほしいと)言われていた。それは、本当に伝わっていた」

-球団の熱意は感じたか

「残ってほしいという言葉もありますけど、3年という(提示で)もっと残ってほしい気持ちは伝わってきたので。悩みましたけど、3年でいこうかなと決断しました」

-日本ハムの印象は

「ファームで育成させてもらって、ここまで11年間やらせてもらった。選手がやりやすい環境をつくってくれるので、あとは優勝というところに向かって一丸となって戦うという姿勢だった。ファンの方々の、応援してもらえる温かい気持ちを感じていた。本当にいい球団だと思う」

-来季に向けて

「選手会長、来年もやります。今年は(5位の)責任を感じているので、3年という複数年ですけど、1年1年、勝負と思ってやらないといけない。去年も今年も8月に失速している。(優勝へ)どうにかしないといけない。1年間、勝負していきたい」