西武今井達也投手がエース道を受け継ぐ。来年1月、千葉県内で元西武のロッテ涌井、楽天岸と合同自主トレを行うことが決まった。

今井は「いろんなことを吸収したい」と志願して実現。かつて西武でエースを担った2人に、プロ入り4年目に向けて初めて同行する。「その前にまずは走り込みをして土台をつくりたい。とにかく量を増やして、とことん走り込む」と心待ちにしながら体をつくりあげる。

理想像の大先輩から直接、手ほどきを受ける。今季は先発ローテーションを守り抜き7勝9敗。目標の2ケタ勝利には届かなかったものの、1年間投げ抜いた。浮き沈みのある中、時間があれば2人の投球を動画でチェック。「涌井さんや岸さんのような伸びのある真っすぐを投げたい」と追い求めているまっただ中。西武の投手陣をけん引した2人は、これ以上ない生きた教材になる。西武を背負うエース候補がこのオフ、一皮むける。