日刊スポーツ客員評論家の渡辺久信氏(60=前西武GM)が29日、西武-DeNA戦(ベルーナドーム)を観戦しました。好調のチームで特に着目した自身もGMとして獲得に携わった滝沢夏央内野手(22)の活躍ぶり。いつもの口調で「ナベQ論」をお届けします。【金子真仁】
◇ ◇ ◇
いやぁ、今年は打線つながるね。ビッグイニング多いね。ビッグチェーン打線って本当だね。俺や(松井)稼頭央が監督の時はスコアボードも打率1割ばっかりだったのに、本当にいい打線になってきたね。
夏央、頼もしいね。今日で22試合連続出塁かな。俺はずっと2番夏央推し。小技できるし、バントも一番うまいし、攻撃のバリエーションが増える。引っ張れるし、選球眼もいい。振りが強くなったね。左右の違いはあるけれど、近鉄の大石大二郎さんみたいなイメージの打者になってきた。
新潟の上越、なかなか選手が出てこないエリアからよく頑張ってる。「GM、見に行かないでください」ってスカウトから言われたのが懐かしい。俺が視察に行くと他球団のスカウト陣が警戒しちゃうから。本当に獲得したいなら俺は球場に行かないほうがいい。大賛成だった。もちろん映像で見たよ。見た瞬間、守備はNO・1。グラブさばき、足運びも抜群だった。
でも西武とソフトバンクだけかな、調査書は。みんな身長を気にしてたのかな。西武はナラP、奈良原ね。彼が似たようなサイズで活躍したから、そんなに気にしなかったね。守備の魅力が断然勝った。
源田のケガで、誰がショート守るかとなったら、育成1年目の夏央だった。ファームと相談しても、まず夏央の名前が挙がったからね。それだけの存在だった。プロと高校だと打球速度も20キロとか30キロは違うはず。それでも夏央はかなり対応できていたと思う。それにしても今日はセカンドゴロ、多いね。好プレーに見えるけど夏央なら普通のプレーかな。サイズ的にどうしても肩はめちゃくちゃすごいわけじゃないから、ショートだと三遊間の深いところはきついかな。セカンドが一番いいと思う。このまま伸びて行ったら、侍ジャパンの日本代表に選ばれたっておかしくないよ。(日刊スポーツ客員評論家)



