日本ハムのドラフト2位立野和明投手(21=東海理化)が大画面テレビ効果で1軍を目指す。23日、千葉・鎌ケ谷の新人合同自主トレでのマイブームについて「テレビですかね。今みるのがめちゃ楽しいです」と打ち明けた。寮の自室でバラエティー番組などをみるのがリラックス法になっている。

社会人時代の3年間は「食堂でしかテレビをみていなかった」。当時を知るチーム関係者によると「テレビを持ち込むなら少し良い(寝具の)マットレスを使う方がいい」と疲労回復のために給与を充てていたという。プロ入りを機に、鎌ケ谷市内の商業施設に出向き49インチの液晶テレビを購入した。

楽しむだけではない。同学年の4年目郡が立野の部屋を訪問した際は「(社会人時代の)自分のいい時の動画と言ってみていた」という。この日、ブルペンで初めて捕手を座らせた右腕の狙いは、フォームの確認。立ち投げで20球、捕手を座らせて20球を投じ「もうすぐ紅白戦とかも入ってくるので、それに向けてしっかり固めようかなという感じ。1個1個確認しながらという感じです」と振り返った。少しずつ、ギアを上げる。【山崎純一】