日本ハム1位河野に田中賢介SA太鼓判「レベル高い」

  • 投内連係でミスを犯し罰ゲームでジャンプする日本ハム河野(撮影・田中彩友美)
  • ブルペン後、球を受けた石川亮(左)と話す日本ハム河野(撮影・田中彩友美)

日本ハムのドラフト1位河野竜生投手(21=JFE西日本)が、キャンプ初ブルペンで存在感を示した。2軍の沖縄・国頭で、自信を持つカーブなど全5種類の変化球を交えて45球を投げた。昨季引退した田中賢介SA(スペシャルアドバイザー)から太鼓判を押されるなど、貫禄を見せつけた。実戦デビュー予定の15日紅白戦(国頭)に向けて、状態を上げていく。

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無数の視線を、ただ一人はねのけた。新人5投手がそろい踏みしたキャンプ初ブルペン。河野は表情を変えることなく、45球を投じた。「直球がしっかり低めに伸びたので、自分でも良かったかなと思います」。最速151キロを誇る直球で、視察した首脳陣をクギ付けにした。

社会人NO・1左腕のポテンシャルを披露した。「たくさんの人が見てくれましたけど、そこまで意識せず投げられたのは良かった」。緊張とは無縁。自信のあるカーブを筆頭に、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシームを織り交ぜた。「今日みたいな球を、平均的に投げていければ」と手応えをつかんだ。荒木2軍監督兼投手コーチも「河野が1番安定している。直球は、やっぱり強い」と高評価だった。

チームを引っ張ってきたOBをも、とりこにした。捕手の後ろから見つめていた田中SAは「みんなレベルが高い」としながら、河野に対し「変化球がどのくらい決まるのか、早く試合で見てみたい。試合でしか見えないテクニックとかもある」と注目。同地を離れた後の15日にデビュー戦(国頭、紅白戦)が予定されているとあって、「テレビで見ようかな」と大きな関心を寄せている。

3日には打撃投手を務める予定で、実戦デビューに向けて状態を上げていく。初実戦でアピール成功となれば、目標の早期1軍合流が見えてくる。「今、自分が持っている球を全部出せるようにしたい。これで命が取られるわけじゃないので、気楽に投げたい」。貫禄をまとい、表舞台を目指す。【田中彩友美】