シーズン開幕延期も、阪神矢野燿大監督(51)が当初の予定通りに西勇輝投手(29)を開幕投手として送り出すことを10日、明言した。

新型コロナウイルスの感染拡大によりセ・パ両リーグで前日9日に開幕延期が決定したが、開幕投手について「オレの中では変わりない。日程が変わったからと言って、そこを変えることは現状ない。先発は西が引っ張っていってくれるというのがウチとしては理想」と言い切った。

どんな状況でも信頼感は揺るがない。開幕日、対戦相手は見えていない状況。それでも「開幕相手がどこやから、というのはもちろんない。チームスローガン(It's 勝笑 Time! オレがヤル)を先発投手の中で一番体現してくれているのも西。自覚はもちろんやし、練習の姿を見てもそう。西しかいない。そういうところを含めて、変わりないです」と語った。

関東遠征に同行していない西勇はこの日、甲子園室内練習場で調整。開幕日が未定でも「やることは変わらないし」と語るあたりが頼もしい。「(開幕延期は)仕方ないこと。あとはちゃんと開催される日を待つだけです」。舞台は変わっても、白星をがっちりつかんでくれるはずだ。