阪神江越大賀外野手(27)が、無観客の甲子園に豪快なアーチを描いた。

紅組「10番DH」で先発し、3回表に先頭打者で白組先発の岩貞の3球目スライダーを強振した。「感触は完璧だったので、打った瞬間に入ったかなとは思いました」。打球は大きな弧を描いて、左中間席深くまでたどり着いた。

チーム活動再開後の実戦は29日の紅白戦に続いて2度目。再開後では、この日の江越がチーム1号となった。ダイヤモンド1周を終えてベンチに戻ると、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つためエアタッチ。「みんなやっているし、チームの雰囲気も良くなるので、盛り上がって良かったなと思います」。6月2日から始まる練習試合に向けては「チャンスは多くないと思うので、1球1球を大切に。毎打席意味のある打席にしていきたい」と話した。