日本ハム田中賢介スペシャルアドバイザー(39)が15日、球団と北広島市のパートナー協定に基づく連携事業の一環として、同市内の中学校を訪れキャリア教育授業を行った。

「Challenge with Dream(夢の実現に向けてチャレンジ)」をテーマに、生徒たちの前で約1時間熱弁した。「授業をすること自体が初めてだったので緊張しましたけど、子どもたちも素直に聞いてくれる感じがあったのでやりやすかったです」と笑顔で振り返った。

真剣な目で中学生たちと向き合った。「日本ってドンマイって失敗したことをなぐさめてくれる。これって日本的というか、マイナス思考というか。ただアメリカは失敗してもトライすることを褒めてくれた」。米国で2年間プレーしてきた中での経験を例に挙げながら「いろんなことに挑戦してほしい、経験してほしい」と思いを伝えた。

自身も夢に向かって歩んでいる。理事長として、22年札幌市内に私立小学校の開校を目標に活動を進めている。「北海道全体でこどもたちを長く見守っていけたら。子どもたちのためにいい学校をつくってあげたい。それに向かってチャレンジする」と教育者としての夢へ突き進む。【山崎純一】