プロ2年目の阪神斎藤友貴哉投手(25)が7日、今季初めて1軍に合流した。10日DeNA戦(横浜)で先発する見込み。1軍では昨年1度、救援登板があったが、先発はプロ入り初めてとなる。「準備するだけなんで。今回の登板に向けて。その準備をしっかりしていきたいです」と意気込んだ。

斎藤は2軍で先発登板を始めた8月22日ウエスタン・リーグ、中日戦(甲子園)から3戦13イニング連続無失点と結果を残してきた。8月16日の近大とのプロアマ交流戦では、自己最速を更新する154キロも計測。剛速球に投げっぷりの良さが持ち味だ。この日、矢野監督にあいさつすると「思い切って行け。今までやってきたことをそのまま出せ」と背中を押されたという。

18年ドラフト4位で入団し、同期の近本、木浪はプロ1年目の昨季から活躍。今季は高卒入団した小幡も1軍デビューし、躍動している。「刺激になっているんですけど。あいつら活躍していてずっと悔しかった。それをぶつけるじゃないですけど、一緒に戦えることをすごくうれしく思いながら、しっかり結果というか、登板に向けて準備していきたいと思います」。同期に負けじと結果を残す。