阪神藤浪晋太郎投手は28日中日戦(甲子園)に「オープナー」として先発する可能性が高くなった。この日、福原投手コーチが27日からの中日3連戦中の「ブルペンデー」について問われ、「その日を楽しみにしていてください」と含みを持たせた。

28日の2戦目が先発ローテの谷間となっており、中継ぎで8戦連続無失点中の右腕に白羽の矢が立ったもようだ。先発で短いイニングを投げるとみられる。

今季は7月後半から先発ローテに復帰し、8月21日ヤクルト戦で692日ぶりの白星をゲット。ただ、復活星の直後から調子を落とし、9月13日広島戦を最後に先発マウンドから遠ざかっている。一方で7年ぶりのリリーフ登板を果たした9月26日ヤクルト戦以降は中継ぎで計13試合15回1/3を4失点と安定。160キロ超の直球を連発し、10月19日ヤクルト戦では球団最速の162キロをたたき出すなど状態を上げている。

中継ぎへの配置転換はあくまで、ナインの新型コロナウイルス集団感染を受けての応急処置という位置づけ。来季の先発復帰もみすえ、まずは短いイニングから先発マウンドに上がる。