工藤監督がほれ込んだ逸材だ。ソフトバンクのドラフト3位、日大藤沢・牧原巧汰捕手(18)が29日、同校で福山龍太郎アマスカウトチーフと荒金久雄アマスカウトから指名あいさつを受けた。

高校通算29本塁打に二塁送球タイムは1秒8台と強肩強打の捕手。右投げ左打ちで巧みな打撃が特長の選手だ。

福山チーフは「工藤監督が映像を見て、珍しく『この選手いいねえ』とぞっこんでした。バットコントロールが一番の魅力。攻撃型捕手として日本ハムの近藤選手をイメージしています」と明かし、次世代を担う扇の要候補に期待した。

牧原は「3位で選ばれるとは思わなくて、びっくりです。広角に長打が打てる打撃が自分の武器。ソフトバンクは環境も整っていて日本一のチームだと思う。バッティングでアピールしていきたい」と丁寧に受け答えした。

福岡はまだ訪れたことがないと言い「ご飯がおいしいイメージです。博多ラーメンを食べたいですね」とほおをゆるませた。【小早川宗一郎】