亜大が中大に勝利し、国学院大の優勝がなくなった。優勝争いは亜大と立正大に絞られた。

亜大は3回無死三塁から、広島から6位指名の矢野雅哉内野手(4年=育英)の中越え三塁適時打で先制した。続く木倉朋輝内野手(3年=星稜)が左越え2ラン本塁打を放ち、試合の主導権を握った。

投げては巨人から1位指名を受けた平内龍太投手(4年=神戸国際大付)が先発し、7回を4安打7三振無失点。3勝目を挙げた。ドラフト1位にふさわしい投球を、平内は「今日は失点をしない、というのが課題でした」と振り返る。変化球の制球こそ苦しんだが「(中大打線は)真っすぐを振ってきていたので」と遅いカーブと140キロ後半の真っすぐで緩急をつけた。DeNAから2位で指名を受けた牧秀悟内野手(4年=松本第一)との対決では、146キロの真っすぐで中飛、149キロのスライダーで遊ゴロ。3打席目も146キロの真っすぐで右飛と、真っ向勝負で打ち取った。平内は「いいバッターなので、インコースをついて抑えました」と胸を張った。

試合を観戦した巨人の脇谷スカウトは「平常心で堂々と投げている。それもまたいいですね」とあらためて評価。平内は1試合ずつ経験を積み、進化を続けている。【保坂淑子】