楽天は5日、由規投手(30)熊原健人投手(27)山下斐紹捕手(27)ルシアノ・フェルナンド外野手(28)渡辺佑樹投手(24)の5選手に来季の選手契約を結ばないことを通告したと発表した。

渡辺佑には育成契約を打診している。以下は選手のコメント。

◆由規 今の段階では現役続行を希望しています。他球団のお話なども待ちながら、トライアウトへの参加も考えています。球団には感謝しかないです。ぼろぼろになった状態でとっていただいてほぼ全く投げられない状態で来たので、それを考えるとここまで投げられるようになるまでリハビリで支えてくださったトレーナーの方々にも感謝ですし、とにかく野球ができる環境をつくっていただいたことが、僕にとっては本当に感謝しかないです。

その中で昨年1試合だけですが、この楽天生命パーク宮城で地元の声援を浴びながら投げられたことがなによりの宝物です。まず、地元に球団があって地元でプレーできる選手はなかなかいないと思いますので、そういう意味でも本当に幸せだったなと思います。

◆山下 まだ自分はやれると思っていますので、トライアウトも含め、野球は続ける方向で考えています。今年は1軍で結果はでなかったですがファームで思うようなプレーもできましたし、キャッチャーというポジション以外でも思うようなプレーができていましたので、キャッチャーというポジションにこだわりを持たずに評価していただける球団があるのであれば野球はまだまだ続けたいと思います。

ソフトバンクの時は1軍でこれといった成績が出せていなかったのですが、楽天イーグルスに来てからはホームランを含め、自分の中で思い出や記念になることを経験させていただきました。短い期間でしたが楽天イーグルスでプレーできて良かったですし、ほんとうに感謝しかないです。

3年間ですが、ここでプレーできたことや経験させていただいたことは自分の将来に生きてくると思います。今後どうなるかは分かりませんが、何よりもいつもすごいあたたかい声援を送っていただいたファンの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

◆熊原 (今後は)まだ、はっきり決めていないです。自分の中で野球がしたいのかどうかを含めてしっかり整理して、これから考えていきたいと思います。

横浜、楽天イーグルスに在籍した期間で出会った方々に恵まれてとても縁を感じましたし、関わらせていただいた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 2年間という短い期間でしたが、応援していただいてありがとうございました。地元仙台で野球を始めて、最後にまたこうして東北に戻ってプレーすることができて幸せでした。応援ありがとうございました。

◆フェルナンド (今後は)トライアウトには前向きですが、まだ整理がついていないですし家族とも話をしていないので、これからしっかり考えたいと思います。怪我もしていないし身体も十分動いていますので、今までどおり練習をして現役続行の話が他球団からあれば待ちたいなとは思います。

けがもありつらいことのほうが多かったのですが、自分を拾っていただいた楽天イーグルスには感謝していますし、こういう経験をさせていただいてこれからの人生の大きな財産になったと思います。ただ、悔しさのほうが強く残っているので、まだまだやれると思いますし、なんとかリベンジして恩返ししたいと思います。

6年間という短い間でしたが、自分という選手を応援していただいて本当にいい経験をさせていただきました。まだまだ終わりではないので、これからもどこに行ったとしても応援していただけるとうれしいです。