オリックス伏見寅威捕手(30)が大阪市内で契約交渉を行い、1000万円増の2650万円でで更改した。

昨年6月18日巨人戦での左足首アキレス腱(けん)断裂の大けがから戦列復帰。それまでは打力を生かすための起用が多かったが、中嶋2軍監督(当時)が8月下旬に1軍監督代行に就任してからは捕手として先発する機会を増やした。持ち前の打力でも、71試合出場でプロ最多の6本塁打、23打点を残した。

伏見はケガに苦しんだ期間を振り返り「捕手としてはもう無理なんだと言われたこともあった。言った人はそれほど深い意味で言ったわけではないと思うけど、ぼくは絶対に見返すつもりで、それをモチベーションに頑張ってきました」と、復帰への原動力を明かした。