「2020プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の表彰式が16日、東京都内のホテルで行われた。セ・リーグは中日の大野雄大投手(32)、木下拓哉捕手(28)がともに初受賞。中日では9年ぶり6度目の受賞になった。

大野雄がパ・リーグで受賞したソフトバンク千賀-甲斐バッテリーに挑戦状をたたきつけた。「来年の日本シリーズ第1戦で大野-木下のバッテリーで対戦して、勝ちたいというのが目標になった」。今季2年連続最優秀防御率、初の最多奪三振、沢村賞を受賞。チームの8年ぶりのAクラス入りをけん引した左腕は日本シリーズでの直接対決を頭に描いた。

中日ではリーグ制覇した11年に吉見-谷繁が前回のバッテリー賞を受賞。大野雄は「吉見さんはその年に18勝(3敗)されている。チームに勝ちを運んでこそがバッテリー。いろんな数字を見ても、おふたりよりはまだまだやなと思う」と話し、今季キャリアハイ88試合出場の木下拓も「実績も技術的な部分でもまだまだ2人にはおよばない」と続けた。

今季セで独走優勝した巨人をソフトバンクは2年連続4戦全勝で打ち砕いた。大野雄は「セ・リーグにはあんな投手いない。スキを一切与えない投球。見ていてほれぼれしていた」は千賀を称賛。木下拓も「(甲斐は)肩もだが、全部のレベルが高い。年は僕より1個下だが、いまのところ全て負けている」と振り返った。

中日は今季Aクラス復帰で来季は10年ぶりのリーグ制覇を視野に入れる。「力は向こう(千賀-甲斐)が数段上。これから来年の日本シリーズまでにその差を縮められるようにやっていきたい」と大野雄は言う。竜の必勝バッテリーのモチベーションが1日でグッと高まった。