日本ハム中島卓也内野手(29)が40歳現役を宣言した。20日、チームメートの加藤、清水と球団のオンライントークイベント「スペシャルファンミーティング2020」に参加。来年1月11日の誕生日で三十路(みそじ)を迎えるが、自己申告の肉体年齢は20代中盤と表現。来季で40歳シーズンとなる鶴岡慎也捕手兼バッテリーコーチ(39)を超える現役生活を全うすることを誓った。

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中島がオンラインでつながった約700組のファンの前で宣言した。「僕が引退した年に、開けてください」。このメッセージは、プレゼント用の直筆サインを入れたワインの当せん者へ向けて送ったもの。周囲から「じゃあ20年後だね」と言われて、苦笑いでうなずいた。来年早々に三十路(みそじ)を迎える九州男児の50歳現役を目指す誓い? に画面の向こうからは拍手するファンの姿もあった。

イベント終了後、「あと20年は無理ですよ。50歳ですか?」と笑ったが、まだまだ長く現役を続ける強い意志は本物だ。

中島 ツルさん(鶴岡)は来年、40歳ですか。いつまでやるんですか? とは聞いてますけど(笑い)。僕も同じように、できる限りはやりたい。

肉体的、精神的には若々しさをキープできている感覚があるという。来季はチームの野手陣の中では、同学年の大田とともに鶴岡、中田に次いで3番目の年長者となるが、イベント中には「僕の中では、まだ25、26歳で止まっている」と発言。疲労が蓄積しやすくなるなどの変化もあるようだが、現在は「準備運動も時間をかけるようになった」と肉体の変化への対策も抜かりなく行っている。

目指す選手像の1人となる鶴岡からは「食べるものを気を付けたり、求められた最低限の結果を残し続けること」と、長寿の秘訣(ひけつ)をアドバイスされた。中島は「イチローさんとかもすごいと思うので、僕が走れる時まで、やりたいですね」と先の長い未来を見据えた。【木下大輔】