昨年末に日本ハムと再契約に合意した村田透投手(35)が8日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で正式契約を交わした。「契約が無事にできたというか、今年も新しいシーズンが始まるんだなという感じでいます」。気持ちも新たにグラウンドで自主トレも行った。

スッキリした気持ちで新年を迎えた。昨季は第2先発やロングリリーフとして21試合登板で1勝1敗、防御率3・55という成績に「ここで辞めるべきなのか、辞めないべきなのかと考えさせられるシーズンでもあった」という。昨年12月2日に自由契約となり、日本ハムとの残留交渉と並行して海外チームを含めた他球団とも代理人が交渉していた。「自分をどう評価してくれるのか、いろんなチームの話を聞きたかった」という中で、日本ハムとの再契約に合意。「やっぱり評価してくれていた、という部分じゃないですかね」と決め手を明かした。

17年に加入後、今季で在籍5年目となる。「やっぱり優勝したいですし、毎年言っているように自分の結果よりチームが勝てるように貢献したい」。今オフは現役続行への不安を抱えながらも、トレーニングはしっかり継続してきた。「いつも以上に状態はいいんじゃないかなと思う」。献身的な姿勢で、チームの巻き返しの一翼を担う。