ソフトバンク笠谷俊介投手が「森下チェンジアップ」で師匠の和田を超える。昨季プロ初勝利を含む4勝を挙げた左腕は大分商出身で、昨年セ・リーグ新人王の広島森下の1学年先輩だ。今オフに地元で練習する機会があり、後輩からチェンジアップを教わった。「握りも感覚も違いますね。ストライクを取れるチェンジアップが欲しい。今のは空振りかボールになっている」と持ち球を改良するつもり。

自主トレは17年から「和田塾」に参加。この日はマウンドから捕手を立たせて30球を投げた。今季は開幕ローテ入りが目標で、同じサウスポーの和田は先発争いのライバルになる。「いつまでも後ろを追いかけていられない。いつかは前に出ないといけない。今年が勝負だと思います」。力強い言葉で覚悟を示した。