12球団監督会議が20日、オンラインで行われた。リプレー検証の対象の拡大が一部球団から要望が出たが、認められなかった。

打者がバントした際に足が打席からはみ出たか、2ストライク後のファウルチップを捕手が直接捕球したかを対象とするべきの声が上がった。だがともに1度止めたプレーがリプレー検証の結果、判定が覆ってもインプレーの状況に戻すことが困難で、ファウルチップは映像でも見極めが難しいため、対象とすることは見送られた。

また昨季からメジャーで採用されているワンポイント禁止ルールは今季はプロ野球では採用しないことを確認した。座長を務めた西武辻監督は「歴史をたどれば、メジャーの決まり事が日本に渡ってくる状況ではあるが、上の方の判断で今季に限ってはないということ。それしか言いようがない」。来季導入の検討についてはセ・リーグ杵渕統括は「どうなるかはこれからの話し合いです」と話した。