主力打者相手に真っ向勝負だ。日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が13日の紅白戦(名護)でいよいよ実戦デビューする。先発で2イニングほどを予定し、12日はキャッチボールなどで調整した。中田翔内野手(31)や大田泰示外野手(30)ら主軸打者と対戦する可能性もあり、持ち味の気迫ある投球を見せつける。
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注目のデビュー戦前日でも、伊藤の表情はいつもと変わらず落ち着いていた。「緊張というよりはワクワクというか、楽しみの気持ちの方が強い。まず先頭の打者を大事に、1球1球、伊藤大海らしさを出していけたらいいなと思う」。気持ちの入った投球を前面に押し出すことを誓った。
対戦する打者には中田、大田らの主力組が含まれる可能性がある。9日に初めて打撃投手を務めた際、安打性の当たりを3本許した大田に内角攻めが出来なかった。「インコースのボールなんかもどんどん使っていきたい。そこが僕の持ち味でもあるので、そういうところでしっかり準備としてやっていけたら」と力を込める。
有原がメジャー移籍し、外国人投手がコロナ禍で来日が未定。今年は先発ローテーション枠を狙う若手投手たちにとってチャンスが多い。それは伊藤にとっても同じ。首脳陣から今後、適性ポジションを見極められることになる伊藤は「まず先発で試してもらえる以上は、そこにがっつくぐらいの気持ち持ってやっていきたい」と意気込む。
栗山監督は「はっきりとしたアピールはいらないと言っている。いろいろなことを試すぐらいの気持ちで」と口にした。伊藤は「まずここまで準備してきたことを発揮すること。ピッチャーとしてあるべき姿であるためにというのは毎日考えていることではある。そういうのを体現していけたらいい」と、実戦初登板をにらんでいた。【山崎純一】



