大舞台で力を発揮する。ヤクルト奥川恭伸投手(19)が、28日阪神戦(神宮)で先発する。開幕3戦目。昨年2月に死去した野村克也氏の追悼試合と重なる。

登板前日の27日に取材に応じ「今はしっかり落ち着いていますけど、昨日の開幕戦を見ていて、公式戦の雰囲気が、オープンとは違うなと感じた。緊張すると思うけど、自分のパフォーマンスを発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。

星稜(石川)時代は、2年春から4季連続で甲子園に出場。3年生で迎えた19年夏の甲子園では準優勝に輝いた。右腕にかかる重圧をはね返し続けてきた。「緊張していることを自覚できていれば、これまでうまくいったことがすごく多かった。緊張することはあまり悪くないと思っている」とはっきりとした口調で話した。

オープン戦では3試合に先発。初登板から2試合は制球に苦しみ悔いの残る投球だった。21日西武戦(メットライフドーム)では、4回 1/3 を6安打3失点。最速151キロをマークし、「気持ち良く腕を振れる場面も多かったし、いい球もたくさんあった」と手応えをつかんでいた。それから中6日。「前回、自分の中でいい形が見つかったので、その形を明日の登板にも持っていけるように。キャッチボールから良かった点をしっかり意識しながら投げるようにしました」。課題としていたフォームのバランスを修正。自信を持って、今季公式戦初登板を迎える。

自身のプロ初勝利もかかるマウンド。「状態も良くなってきている。公式戦が始まってどういうことが起こるか分からないですけど、しっかりバッターに対戦することに集中して、なんとかゲームを作れればベストかな」と引き締めた。【湯本勝大】