ソフトバンクの4年目左腕、田浦文丸投手が、プロ初勝利を手にした。「素直にうれしいです。2イニングを任されて抑えられたのは、これからの自信にもなると思う」。投球とは対照的に、控えめに笑った。

エース千賀が抜けた「ブルペンデー」。先発松本、高橋純が5回0封し、バトンを渡された。持ち味の「攻めの気持ち」で腕を振った。6回2死二塁は、鈴木大を138キロの直球で二ゴロ。7回は2死から渡辺佳に中前打を許したが、太田をツーシームで二ゴロに仕留めた。得意のチェンジアップは1球のみ。「ツーシームがよかった。ストライクを投げるだけ」。開き直って2回無失点投球だ。

昨年は腰痛もあって、1軍登板はなし。今年1月の自主トレは嘉弥真に弟子入りし、沖縄・石垣島でトレーニングを積んだ。「40試合登板が目標。これからも1試合1試合、大事に投げたい」。また楽しみな戦力が、頭角を現した。

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