巨人井納翔一投手(34)が8回3失点の投球を見せた。4回まで無失点。5、6回に3点を失ったが、終盤の7、8回をわずか1安打に抑えた。8回を95球でまとめた。

「今まで序盤からの失点が多く自分のリズムが作れなかった。今日は捕手に構えてほしい事などを話し合い、実行出来た事が良かった。立ち上がりから自分のリズムで試合を運ぶ事が出来ました」と手応えを口にした。

DeNAからFAで加入し、開幕ローテーション入りを果たすも、今季初先発となった3月31日の中日戦(バンテリンドーム)で出ばなをくじかれた。自己ワーストの2回途中4失点で降板し、試合後に2軍再調整が決定。前回登板となった、7日のイースタン・リーグ、ロッテ戦(ジャイアンツ球場)は2回までに6失点。3回から7回まで無安打無失点と完璧な投球を見せていただけに、悔やまれる立ち上がりの展開が続いていた。「今日だけでなく継続していく事が大事になりますので、しっかりとやっていきたいです」と力を込めた。【小早川宗一郎】