自身初の交流戦を“ノーマーク宣言”で突っ走る。26日DeNA戦(横浜)に先発予定のオリックス宮城大弥投手(19)は、警戒する打者を「全員」とした。

全員とした理由は「個人選手を挙げると打たれてるので…」と、はっきりと説明。選手名の明言を避けた。なぜなら、11日の日本ハム戦(東京ドーム)で杉谷にプロ初被弾。試合前には警戒する打者を「今は杉谷さん。ひとり活躍するとチームが盛り上がって、グイグイ来そうなイメージなので、注意していきたい」とベテランのように落ち着いた分析をしていたが、まさかの“的中”だった。

18日のロッテ戦(京セラドーム大阪)ではマーティンに1発を浴びた。試合前には「2番にマーティンもいるので長打も警戒しながらやっていきたい」。2連続の“的中”で、今回は「(DeNAは)パンチ力のある選手がたくさん。(個人名は)今回は言わないように…」とコメントを控えた。

プロ初打席も迎えそうだが、自信は「全くないです」とポツリ。対戦してみたい投手も明言していないが、高校通算5本塁打を記録している長打力から、こちらは“的中”を期待したいところ。高卒2年目左腕は「ランナーがいたらバントかもしれない。いろんな作戦があるかもしれないので、対応できるようにしていきたいです」と謙虚に話し、交流戦を見据えた。【真柴健】