2軍調整中の阪神チェン・ウェイン投手(35)が約1カ月ぶりに実戦登板し、5回3安打2失点と好投した。実戦マウンドは5月7日DeNA戦(横浜)以来。

初回は直球を主体に3者凡退。2回は先頭野村から連打を浴び、犠飛で1点を失うも、最少失点にとどめた。チェンジアップ、スライダー、カーブと変化球を効果的に使い、3回は3者凡退。4回は先頭のリチャードに死球を与えると、味方の失策でピンチを広げ、再び犠飛で2失点目。それでも尻上がりに状態を上げ、5回も3者凡退に抑えた。

予定の球数が近づいたため、73球を投じた5回で降板。最速は144キロだった。

ロッテから移籍した今季は、4月29日中日戦(バンテリンドーム)で初先発初勝利を挙げるも、2度目の先発となった5月7日DeNA戦(横浜)で、3回1/3を4失点(自責3)と苦しみ2軍降格。この日は甲子園で、復調の第1歩を踏んだ。