西武の「夏男」が、後輩らをバックアップする。大阪桐蔭出身の森友哉捕手(25)が、母校にマスコットバットを部員全員分寄付した。

森は「全寮制ですし、練習をするときに重いバットで振り込みができるから」と、思いを形にした。5月中旬に届け、甲子園出場をかけた夏の府大会前、振り込むために後輩を後押し。例年、7月から8月の夏場にかけて、打撃成績が上向く夏男らしいエールを送った。

中断期間では夏の猛反撃に向けて、地固めをする。「後半戦は開幕と同じような状態で迎えることができるようにやっていきたい」と2度目の開幕と位置づけ、リスタートに備える。球宴では、パ・リーグの投手陣と会話。聞いたことや感じたことをチームにも落とし込む。正捕手として「しっかり役割を全うしてチームが1試合でも多く勝てるようにやっていきたいです」と、後輩に負けじと貪欲に勝つために準備をする。