日本ハム中田翔内野手が、揺れる胸中を告白した。イースタン・リーグのロッテ戦に「3番一塁」でスタメン出場。急性腰痛を発症後で初のフル出場を果たしたが、4打数無安打2三振に「まだまだ技術面では全然ダメ。ファームで試合に出始めてから一番ひどかった」と切り捨てた。

栗山監督は27日からの広島とのエキシビションマッチ(マツダ)から、中田の合流を示唆。中田は「(エキシビションマッチの)結果は、シーズンに関係ないんでしょ? 運良くそういう期間があるからね、オレとしてはラッキーだよね」と話した。24日のイースタン・リーグDeNA(横須賀)での出場を経て、合流する見通しだ。

日々、自問自答を繰り返している。6月に急性腰痛で離脱。蓄積してきた痛みが爆発した形だった。「ヘルニアなんでね」。近藤らの腰の手術を担当した医師から、手術も1つの手段だと提案されたという。「やっぱり1軍でやりたいという気持ちもあれば、今(手術を)するべきでもないと思うし。今、本当にすごく考えている」。

「クリーニング(手術を)してもらったほうがいいのかなとも思う。痛みと付き合っていく方向性で考えているけど。半々だよね」。悩める主砲が、完全復活への道を模索している。【田中彩友美】