ロッテ山口航輝外野手(20)が後半戦の1軍切符を勝ち取った。エキシビション最終戦を終え、井口資仁監督(46)が「1軍でスタートさせようかなと思っています」と明かした。

シーズン開幕戦で5番に抜てきされ、2カ月間で4本塁打を放つものの打率が伸びず、6月からは2軍で下半身主導のフォームを作り直していた。鳥越2軍監督や福浦2軍ヘッドコーチらに指導を受けながら、技術やメンタル面を強化。7月上旬のオンラインインタビューでは「気持ちの部分では開幕から2カ月とはまた違ったメンタルで打席に立てるとは思います」と手ごたえを話していた。

エキシビションマッチは阪神3連戦は8打数0安打で終わったが、広島3連戦では13打数7安打2本塁打で大暴れ。最終的に打率は2割9分4厘だった。井口監督は「タイミングやスイングの軌道も良くなってきているので、先発でも代打でも」と後半戦の起用イメージを口にする。右翼を守るレオネス・マーティン外野手(33)の合流が8月末以降になる見込み。山口にかかる期待が増している。【金子真仁】