約2年ぶりのスタメン出場を果たした楽天オコエ瑠偉外野手(24)が、第1打席で先制打を放ち、いきなり結果を出した。

チームの後半戦初戦に「7番右翼」で、19年9月26日西武戦以来687日ぶりのスタメン出場。2回無死二塁で迎えた第1打席。フルカウントからの7球目、西武松本の外角スライダーを中前へはじき返し、先制適時打を放った。今季1軍初出場初安打が、2年前の前回スタメン出場時以来の貴重なタイムリー。一塁上からベンチへ、小さく右拳を向けた。「打ったのはスライダー。先制のチャンスだったので先制できて良かったです」と、淡々と振り返った。

昨季はプロ5年目で初めて1軍出場がなく、今年2月に左手首を手術。6月末に実戦復帰し、エキシビションマッチには5試合に出場。10打数3安打、打率3割をマークし、この日今季初の1軍登録を果たした。東京五輪では女子バスケットに出場した妹の桃仁花が銀メダルを獲得した。