オリックスに新加入したセサル・バルガス投手(29=BC茨城)が、阪神との2軍戦で4回から2番手で入団後初登板し、3回2/3を2安打無失点と堂々のピッチングを披露した。

最速153キロをマークし、7三振を奪った。マウンドを降りる際は丁寧にナインとグータッチ。投じた53球に手応えを示した。

バルガスは22日に京セラドーム大阪で入団会見を行い、試合前練習に参加。「ずっと準備してきたので、今も準備できています」と話していたように、BC茨城では20日埼玉戦でも登板。国内リーグからの助っ人獲得で、コロナ禍での隔離期間は不要。バルガスは、即チームに合流した。

バルガスは愛称を「サメ、シャーク」と明かし、由来は「サメが好き。哲学的に、自分は穏やかなところがあれば、ガッといかなきゃいけないときは攻撃的になる」と話していた。

BC茨城では先発も任され、メキシコ代表として出場した東京五輪では救援起用された。現状、チームでは先発、救援の両にらみで「どこでも監督に言われたところで優勝に貢献したい」と力を込めていた。