ロッテ藤原恭大外野手(21)が8日、7・8月度の「大樹生命月間MVP賞」のパ・リーグ野手部門に選出された。初受賞になる。

6月末に2軍調整を終えた藤原は、7・8月の全24試合に全て「2番中堅」で出場。打率3割4分8厘、5本塁打、15打点をマーク。同期間に15勝6敗3分けと大きく勝ち越したチームを、OPS1・069の高い攻撃力でけん引した。

ソフトバンク柳田やオリックス吉田正も好成績を残していた中での受賞に、藤原は「もしかしたらというのはあったので、ぎりぎりだったんですけどうれしかったです」と喜んだ。

昇格直後の7月4日の楽天戦(ZOZOマリン)は、三塁打が出ればサイクル安打を達成していた。「引退するまでに1回でもできればうれしいです」と21歳は笑った。6日のソフトバンク戦(同)でも千賀から3長打。「自分としてもすごく、一番集中できたと思います」と、一気に波に乗った夏だった。

9月5日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で左ふくらはぎに死球を受けた。井口監督は「(プレー)できなくはない」としながら、今週中の実戦復帰を目指し治療している。首位争いが続く中で藤原は「ここからが本当に大事になってくるので、チームのためにできることをもう一度再確認して、自分ができることを1つ1つやっていきたいです」と引き締めていた。