ソフトバンク5位の東北福祉大・大竹風雅投手(22)が15日、仙台市内の同大で指名あいさつを受けた。

身長185センチの長身で、最速150キロ直球を誇る。落差の大きいフォークが、大きな武器でソフトバンク千賀の握りを参考に、高校時代に取得した。大竹は「高校の時から憧れの選手が、千賀投手だった。球界を代表する投手の方だと思うのでトレーニング方法などを聞いてみたいです」と目を輝かせた。

本格的な投手歴は4年だ。光南(福島)時代は大型内野手も「投げる方が好きだった」と、大学から投手一本を決意した。3年秋に右ひじをクリーニング手術。完治したのは、今年2月で、ここまでリーグ通算登板数は2試合で計2イニングのみだが、オープン戦での登板などがスカウト陣の目に留まった。福山アマスカウトチーフは「潜在能力の高さとか、スピードボールもありますし、落差の大きいフォークもあります。担当(作山)スカウトの方からも間違いなく素晴らしいピッチャーになるとの判断で獲得しました」と明かし、実績よりも将来性を重視した。

大竹は「(ソフトバンクは)日本一の球団だと思っています。いつでも登板できるように、しっかり準備していきたい」と、プロの舞台を見据えた。

 

▽ソフトバンク育成4位、東北福祉大・三浦瑞樹投手(22)も指名あいさつを受けた。「すごくうれしい気持ちです。(ソフトバンクは)投手力がすごく高いと思うので、自分も投手力の中に入っていきたい」と話した。