西武が現行の3軍制度を2軍に統合することが29日、分かった。

19年オフに若手育成の場として新設した3軍の名称はなくなる。ただ球団の育成に重点を置く方針は変わらず、2軍で総合的に育成と強化両面で見ていくことで、チーム内競争を高める。ドラフトでは昨秋5人、今秋4人と、ここ2年で9人の育成選手を指名。今年5月には育成1年目の右腕・水上が支配下登録され活躍を見せた。

3軍だった田辺徳雄(55)、嶋重宣(45)両コーチが2軍に配置転換され、イースタン・リーグなどの試合に帯同せず実戦経験が少ない選手を、2軍で強化していくことで、チーム全体の底上げを図っていく。