プロ野球楽天にドラフト3位で入団した三島南高の前田銀治外野手(3年)がこのほど、オンラインでインタビューに応じた。
21世紀枠で初出場した昨年3月の選抜高校野球大会での活躍を契機に、夢の扉を開いた18歳。人生の大きな転機となった2021年を振り返るとともに、プロキャリアをスタートさせる22年への抱負などを語った。【取材・構成=前田和哉】
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-昨年春のセンバツ出場後、10月に楽天からドラフト3位指名を受けました。充実の1年となった昨年を振り返ってください
前田 一瞬でした。行事というか、大きなイベントがあり過ぎて。本当に濃い1年で、充実し過ぎていてあっという間でした。
-今月には入寮、新人合同自主トレも始まる。プロとして、これからこだわっていきたいことは
前田 僕はまだまだ実力もないし、結果も残していない選手。日々の練習を大切にやっていくこと。それが、自分の中で最も意識していくことだと思います。欲張りなので(笑い)、練習の質も量も求めてやっていきたいです。
-“相棒”となる道具へのこだわりは
前田 僕はバットのグリップガード(滑り止め)が合わなくて、テープを巻くタイプ。グリップを細くしてもらい、テープを巻いて手に合うようなものを選んで作りました。グラブも、ダイビングキャッチなどが得意ではないので、ギリギリのプレーで腕を伸ばした時、しっかり捕球できるように通常より一回りぐらい長いものを使います。
-先月4日に楽天生命パークで行われた「楽天ファン感謝祭」で新入団選手がお披露目され、本拠地のグラウンドに初めて足を踏み入れました
前田 仙台駅でもファンの方が待っていてくれて、「銀ちゃん頑張ってください」などと声をかけていただいた。宮城はとても寒かったけど、その寒さを感じないぐらい、ファンの方が温かくてすごくうれしかった。「ここでプレーしたい」という気持ちも、ますます強くなりました。
-背番号は「36」に決まりました
前田 こんなに若い番号をもらって大丈夫なのかなって(笑い)。もう少し大きい数字だと思っていたので、36番をいただけてうれしかったです。
-プロ野球選手として迎える22年。どんな1年にしたいですか
前田 苦しい年にしたいですね。
-その意図は
前田 実際、同期の選手たちに会った時に背丈や体重、筋肉量など、自分が勝るところがなかった。やっぱりライバルなので、どんどん勝って自分を出していきたい。この1年は苦しみに耐えて練習していければいいと思います。
-最後に意気込みを
前田 プロなので、実力が全ての世界に入っていく。その中で存在感を出せるような選手になって、1軍で活躍していきたいと思います。プロに行って、全てにおいて「成長したな」って思ってもらえるような人間になって、静岡に帰って来たいと思います。
◆前田銀治(まえだ・ぎんじ)2003年(平15)11月19日、三島市生まれ。沢地ジュニアスポーツ少年団-スルガマリンボーイズ。三島南高では中堅手兼投手。昨年3月20日のセンバツ1回戦・鳥取城北戦(2●6)では3番中堅で先発し、右三塁打と左前打を放った。投手としても2番手で登板し、1回2安打3失点。高校通算31本塁打。50メートル6秒0、遠投105メートル。右投げ右打ち。182センチ、98キロ。家族は両親と姉、兄。血液型AB。



