阪神ドラフト1位の森木大智投手(18=高知)が剛腕デビューを決めた。鳴尾浜での2軍練習で、プロ入り初の実戦形式となるシート打撃に登板。実戦感覚を養う狙いで1軍メンバーも参戦した豪華打線との対戦になったが、打者7人を1安打4奪三振と圧倒した。球団関係者の計測で最速151キロをマーク。ナマ森木を初めて見ようと甲子園の1軍広島戦前に駆けつけた矢野監督の前で、会心の“実戦初登板”を飾った。
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マウンドの傾斜が合わず、先頭遠藤にはボールが先行したが、落ち着いて直球でカウントを整え、フルカウントからスライダーで空振り三振に斬った。木浪も速球で中飛に打ち取ると、坂本は大きなカーブで空振り三振。中野には中前に運ばれたが、陽川と高山は真っすぐで連続の空振り三振。山本への四球でお役御免となったが、まだ高校生とは思えない力強さだった。
森木 それなりに強いボールは投げられたと思う。真っすぐを中心に、どんどん押していくピッチングをしようと思っていました。向こうも真剣に打ってくる中で、自分自身の真っすぐがゾーンに投げられたのが一番の収穫です。
手応えを明かした金の卵の剛球を、入団後初めて見た指揮官も大絶賛した。
矢野監督 良いというのは間違いないし、1軍相手にどうなのかは、俺も早く見てみたい。変化球も精度的にこれからという部分があるかもしれないけど、持っている能力的にはスケール感というか、日本代表に入っていける素材ですよ。
将来の侍ジャパンに推薦するホレ込みようだ。キャンプから順調に調整を進め、いよいよ対外試合デビューの準備も整った。次回は11日の教育リーグ中日戦(鳴尾浜)に登板予定で、背番号20も気合を入れ直した。「真っすぐが自信あるんで、それでどんどん押していけるように、教育リーグに向けてしっかりやりたい」。土佐の剛腕が、まずはセ界のライバルを驚かす。【三宅ひとみ】
◆森木大智(もりき・だいち)2003年(平15)4月17日生まれ、高知県土佐市出身。高知中時代は軟式で150キロを計測し、3年春夏に全国制覇。高知高では甲子園出場なし。最速154キロ。憧れの投手は同郷の藤川球児氏。184センチ、90キロ。右投げ右打ち



