ヤクルトが上位打線で得点を重ね、広島に2連勝した。4番村上宗隆が四球攻めに合う中で、3番に抜てきされた宮本丈内野手(27)が3回に同点の二塁打。4回は1番塩見泰隆外野手(29)、2番山崎晃大朗外野手(29)の連続長打で一気にリードを奪った。2位DeNAが追い上げて来る中で価値ある連勝。今季の広島戦も13勝目となり、勝ち越しを決めた。
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4番が勝負を避けられても、脇を固める面々が打った。まずは宮本が今季2度目の3番起用に応えた。1点を追う3回1死一塁、広島九里の127キロを右方向へ。一走山崎を一気に迎え入れる同点二塁打とし「山崎さんが投手にプレッシャーをかけてくれた。3番だからと意識することなく、普段と同じ気持ちでいきました」。3安打した前夜の勢いそのままに、序盤で追いついた。
すぐに畳みかけた。4回には2死一塁で塩見のフェンス直撃左越え二塁打で勝ち越し。直前に高梨がスリーバントを失敗していた。「何とかカバーしようと。チャンスを広げるつもりで打席に入りました」と、高めに入ったスライダーを逃さなかった。山崎が左中間三塁打でリードを広げた。
高津監督は言う。「1、2、3番の出塁が得点に絡むのは間違いない。あれだけムネ(村上)が歩かされてね。それまでに何人走者がたまっているか、うちのチームは非常に大切にしてます」。史上最年少150本塁打にリーチをかけた村上は、6回の適時打以外は2度の申告敬遠を含む4四球だった。1発が注目されがちだが、村上の出塁は得点のチャンスでもある。
終わってみれば1番から6番までの打者に1ずつ打点が付いた。3安打した山崎は犠打も決め「僕は細かいところも求められている。チャンスメークすることが仕事」と3度得点に絡んだ。チャンスメーカーにもポイントゲッターにもなれる、盤石な布陣が打線を厚くさせている。



