4位巨人が5位広島との接戦を制して連勝を飾った。初回2死満塁、29歳の誕生日だった若林晃弘内野手の走者一掃の適時二塁打で3点を先制したが、先発山崎伊織投手が5回9安打3失点(自責2)と追いつかれたまま終盤に突入した。

7回先頭、10日中日戦以来のスタメンマスクだった小林誠司捕手が3カ月ぶり、41打席ぶりの安打で出塁。代打湯浅大内野手は初球で犠打成功。1死二塁、1年ぶりに1番起用のゼラス・ウィーラー内野手が左前に決勝適時打を放った。最後は守護神の大勢投手が締め、史上4人目の新人での30セーブを達成した。試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。

 

■新守護神には、見習うべきところがある

-最後はしびれる展開だったが大勢がきっちり締めた。新人では史上4人目の30セーブ

「常にいい精神状態というか、いい脈拍の中で放ってますね。高ぶることなく、ある程度の脈拍を持ちながらね、素晴らしいと思いますね。持って生まれたのか、あるいは22年間で築きあげたのかね。だいたい、脈拍が上がったり下がったりするのが常だけれども、そこはたいしたもんだなというね、見習うべきところはありますね。我々の方が心拍数が上がっているかも(笑い)」

-開幕時からの成長点は

「みんながマークしているわけですから、これからさらに厳しい戦いにはなると思いますよ。それでも堂々と立ち向かっている、挑戦している姿というのはね、非情にいいと思います」

 

■ハッスル大魔王、期待通りの大ハッスル

-1番ウィーラーの狙い、期待

「いろんな意味で起爆剤になるというところをね、やっぱり期待をしましたね。ハッスルマンだから」

-吉川は状態を見て

「そうですね。今日はスターティングメンバーから外したというところですね」

 

■信頼するからこそ、主軸には期待値も高い

-7回の勝ち越しはそれぞれが仕事をした

「そうですね。まあ、あそこの、ボークを誘った(1点を勝ち越してなお1死一、二塁で、代走で出場して二盗を決めた二塁走者)増田大輝の走塁ね。あそこを何とかやっぱり、一番うちの信頼するバッター(丸が見逃し三振)ですから、誰も打てなかったかもしれないけども、なんとか振りにいってほしいというのはあるね」

 

■若き右腕には成長ぶりを見いだす

-先発の山崎伊

「少しずっと続けて中6日ぐらいできているでしょ? そのへんで、少し疲れはあるのかなというのはあるけどね。まあそれでも、そこそこゲームは作っているというところにね、成長の跡はあると思いますよ」

 

■勝機をたぐり寄せた、救援陣の働きぶりにも感謝

-6回から中継ぎ陣が無失点でつないだ

「そうですね。特に鍵谷があそこ(6回)ですぱっといったというのが大きいと思いますね。バトンを高梨に、平内に、というね」

【関連記事】巨人ニュース一覧