大阪市の松井一郎市長(58)が、プロ野球オリックスのリーグ連覇を祝して、御堂筋での優勝パレードを行う考えを示した。3日、同市役所で行われたスポーツ事業「OSAKA SPORTS GROOVE」の発表会見に出席し、パレードについて「やりますよ。約束ですから」と言及した。

松井市長は8月10日、京セラドーム大阪での楽天戦で始球式を務めた。その際に「(パレード用に)11月3日、空けとくよ」と口にしていた。

この日はその言葉を念頭に「関係者、ファンの皆さまにお約束した。まさに実現できる結果を作ってもらって、興奮していますよ」とした。

実は昨年も構想があったが、コロナ禍もあって、バーチャルでのパレードとなった。しかも日本シリーズはヤクルトに敗れて、日本一を逃している。

今年はクライマックスシリーズを勝ち抜いて、再び日本シリーズに臨めば、10月30日が同シリーズ最終戦となっている。11月3日のパレード予定日は、日本一を奪還して迎える可能性もある。

松井市長は「去年の借りを返す形をぜひつくってもらいたい。期待しています。昨年はバーチャルでしか行えませんでしたが、今年は11月3日に御堂筋を空けて待っております」と話した。

この日発表された同事業は、大阪市を本拠地にする7つのスポーツチームとともに、コロナ禍で遠ざかっていたスポーツ観戦の機会が増えるように支援する取り組み。

会見にはオリックスのほか、Jリーグのセレッソ大阪など7チームの代表者と、ゲストとしてお笑いコンビのミルクボーイが出席した。【波部俊之介】

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