日本ハム上川畑大悟内野手(25)が、新球場仕様のボディーを手に入れる。17日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加。今オフは体脂肪率を減らし、筋肉量アップに取り組んでいる。ルーキーイヤーは攻守で鮮烈な印象を残した。来年3月開業「エスコンフィールド北海道」は天然芝のグラウンド。不規則な打球に対応するため、足腰を鍛え上げていく。

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攻守で存在感を示したプロ1年目。上川畑が、さらなる飛躍へ肉体改造に取り組んでいる。身長167センチの小柄な体を生かし、軽快な動きを見せていたが「実は、あるんですよ」。「ある」という体脂肪率を減らし、筋力増でフィジカル強化を図っている。現在の体脂肪率は「ちょっと秘密です」とけむに巻いたが、野手陣では高い数値だという。ウエートトレーニングの量を増やして12、13%台を目指している。

原因の1つが、大好物の甘いもの。NTT東日本での社会人時代から、上昇気味の体脂肪率が気になり始めた。プロ入り後は過酷なルーキーイヤーを戦い抜くためスイーツなどでストレス発散したが、オフに突入した現在は誘惑を断ったという。ウエートトレーニングでは可動域を広げて、ケガをしにくい体づくりも同時進行中。「守備範囲や瞬発力も、体脂肪を落として筋力を上げることで上がってくると思う」と見込んでいる。

開幕こそ出遅れたが、今季は80試合に出場し打率2割9分1厘、2本塁打、17打点。守備機会のあった79試合で3失策にとどめた。来年は天然芝の「エスコンフィールド北海道」が本拠地になる。「不規則にバウンドが変わってくると思うので、しっかり足から、下半身から。今まで通り守っていたら多分、エラーが増えてくると思うので、そういう意味でも、しっかりフィジカルを鍛えることを意識しています」。新球場仕様に仕上げたボディーで、1年間フル回転を目指す。【田中彩友美】

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