ロッテ二木康太投手(27)が18日、宮崎へ飛ぶ。若手主体のフェニックスリーグに参加する。今季は2勝止まり。「今年なかなかうまくいかずに、シーズンを振り返って、もうちょっとここをこうしたいなというところがいくつかあったので、それをやろうと思いました」。指名ではなく志願の参加だ。

シーズンを終えて、ロッテ浦和球場で自主トレを行っていた。そこに。「練習している時に後(のち)の吉井監督がいらっしゃっていて、その時に話して」。宮崎行きが内定した数日後、吉井新監督の就任が発表に。「全然知らなかったです」と驚いた。

21年には吉井投手コーチの下で、開幕投手を任された。「たくさん投げさせてもらった中で結果も残せず、チームと吉井さんにも迷惑かけてしまったので。吉井さんが監督になって何とか力になれるように頑張りたいです。監督っていうのはまだ全然実感ないですけど、何とか本当に力になれるように」。

直球の質は「ここ何年かで一番良かったんですけど」という今季は、しかし、制球の安定感がなかった。「ボール先行になったら(打者が)まっすぐに1、2、3で来てとか。走者がたまって初球ストライクほしいところを狙われたりがすごくあったので。フォーク投げても見逃されることが今年は多かったので、そこでボール球も増えて」。失点への道筋ができてしまっていた。そこを改善する秋にする。

4年ぶりとなるフェニックスリーグへの参加。「自分自身変わらないとというか、このままじゃダメというのもあります」と危機感を口にしながら「監督が代わってみんなが心機一転というところはあると思うので」と、巻き返しを期す二木にとっては好機になりうる。吉井新監督も「何かつかんで今シーズンを終わってほしい」と願っている。【金子真仁】

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