プロ野球ドラフト会議が20日に都内で行われ、常葉大菊川高(静岡)の安西叶翔(かなと)投手(3年)が日本ハムから4位で指名された。菊川市内の同校練習場で吉報を受けた最速151キロ右腕は、喜びと意気込みを語った。

午後6時過ぎ。日本ハム4位で「安西叶翔」の名が呼ばれた。別室で中継を見守っていた安西は、集まった同級生と保護者の拍手に迎えられながら会見場へ。石岡諒哉監督(33)も同席する中、喜びを口にした。「不安もあったけど、指名されてうれしい」。同校では2014年広島5位指名の桑原樹(26=21年引退)以来のプロ入りとなった。

スリークオーターとサイドスローの中間ほどの位置から腕を振る独特の軌道が武器の右腕。高校2年秋に取り組んだ投球フォーム改善を機に急成長し、当時137キロだった最速は、現在151キロ。「同じような軌道はプロでも少ない。特徴を最大限に生かしていきたい」と力を込めた。

OBで立正大の奈良間も5位で指名を受けた。オフ期間に練習を共にしたこともある先輩と、新庄剛志監督(50)の下でプレーする。「光栄なこと。すごくうれしいし、一緒に高め合いたい」と目を輝かせた。

17年前。父真一郎さん(48)と母訓子さん(47)が「夢をかなえ、かけ上がってほしい」という願いを込めて叶翔と名付けた。安西は「日本を代表する打者を抑えられるような投手になりたい」。幼少期から抱いてきた夢はかなえた。次は、北の大地で大きくはばたく。【前田和哉】

◆安西叶翔(あんざい・かなと)2004年(平16)11月13日、京都府生まれ。小1から北白川ベアーズで野球を始め、中学時代は京都ベアーズ所属。右投げ右打ち。家族は両親と兄、妹。186センチ、86キロ。血液型A。