全試合出場ボディーを目指す。広島野間峻祥外野手(29)が来季の全試合出場を目標に、筋力トレーニングの強度を上げている。近年はさまざまなトレーニング法を取り入れてきたが、今年は「2、3年ぶり」に新井監督も現役時代に通ったジムに拠点を戻した。週5回通いながら、重い重量のトレーニングで筋肉量を上げながら瞬発系のトレーニングを並行していく。

今季は主に1番として85試合に出場し、打率3割1分2厘を残した。ただ、2度の登録抹消を味わい、18年以来の規定打席には届かなかった。「経験から、シンプルにトレーニングをやっていたときの方がケガしていないんじゃないかなというのもあった」。同施設を拠点にオフを過ごして迎えた18年は、自己最多126試合出場。規定打席到達で打率2割8分6厘、5本塁打、46打点、17盗塁を残した。コンディションが整えば、おのずと数字を残せる自信はある。

年内はまず負荷を上げたトレーニングで根幹を強化していく。「ここ数年は1年間1軍に帯同できていない。戦力として1年間、戦えるように。まずはそこ。もう1回鍛え直したい」。新井体制1年目の来季は、シーズンを通してチームの先頭に立ち、引っ張っていく。【前原淳】

【関連記事】広島ニュース一覧