ソフトバンク石川柊太投手(30)が、ダルビッシュ流のデータ野球を取り入れる。11月中旬、米サンディエゴを本拠地とするパドレスの施設を訪問。先発の柱として活躍するダルビッシュに「データがあるのに駆使しないで試合に臨むのは、応援してくれるファンに対して怠慢プレーでしかない」と、愛ある説教!?を受けたことを明かした。
ダルビッシュが力説したのは緻密なデータ野球だ。パドレスではカウントや球場、打順など、シチュエーション別に打者の弱点を事細かに可視化。あまりのデータの多さに、ユニホームのポケットにメモを忍び込ませる投手もいる。さらに同じ変化球でも回転数や特徴の違いによって得意、不得意があるという。
中には石川にも通ずる部分もあった。「今年の自分は(西武の)オグレディにカーブを全然打たれていないというデータがあった。それで他の投手もカーブを投げ出したけど、みんなは打たれていた。データを出すと、僕のカーブの球質がいいということでした」。新たな発見の連続だった。
メッツへの移籍が正式発表された千賀を介し、ダルビッシュと親交があった。その場では約2時間ほど野球談議に花を咲かせ「面白かったです。(ホークスの)データ班にも話をしました。来年は意識して取り組みたい」。藤本監督からは開幕投手候補にも挙げられており、「狙わない人はいない」と21年以来の大役にも意欲十分。23年、進化させたID野球で投手陣を引っ張る。【只松憲】



