楽天石井一久監督(49)が、若鷲たちに守備力を求めた。武藤敦貴外野手(21)や、黒川史陽内野手(21)、吉野創士外野手(19)ら、将来を担う若手たちが今季1軍での飛躍を狙う。優勝を目指しながら、いかに抜てきしていくか。指揮官は「若い子を使うときは、チームに迷惑をかけないディフェンス力は大事。守備がある程度しっかりしていれば我慢して使うことが可能なんです。バッティングは待てるんですよ」と明かした。

打撃面では、1軍の投手との対戦を重ねながら学ぶことも多い。失敗を繰り返しながら、課題を克服していくこともできる。一方で、守備の基準は1軍でも2軍でも変わらない。「守備でミスを犯してチームの足を引っ張ってしまうと、守れない、打つのも待たないといけないという状況になる。なかなか上で辛抱して使うってことがすごく難しいと思う。(他球団でも)出始めの人はみんな守備がうまいです」と説明した。

若手の台頭はチームの活性化につながる。「国産の優れた選手が多くいるチームが強いというか、シーズンを制す。日本人選手が出てきてくれるということは、すごく大事です」。フレッシュなメンバーが1軍で活躍することを願った。

【関連記事】楽天ニュース一覧