広島坂倉将吾捕手(24)が6日、チームメートの遠藤淳志、韮沢雄也との高知市で行っている合同トレを公開した。

これまではチーム内外の先輩と自主トレを続けてきたが、捕手に専念するシーズンを前に独り立ち。24日までの合同トレ期間中に遠藤のブルペン投球を受けるなど捕手練習に重きを置き、正捕手会沢に挑む準備を進める。「120(試合)出ないと、規定に立てないと思うんで。そこはひとつの目標。捕手として規定(到達)は難しいこと。レギュラーの証しというところはあると思うんで、そこは1つの目標にしていきたい。3割、20発は目標にしてやりたいと思います」。正捕手を奪った上で、明確な数字を目標に掲げる。

昨季は主に三塁で全試合に出場も、打率2割8分8厘と21年の3割1分5厘から数字を落とした。今オフは打撃フォームも見直す。「イメージはマサタカ・ヨシダ(レッドソックス吉田正尚)。イメージは。構えからトップにちょっと硬さを感じていたので、柔らかさとなおかつ強さを出していけるようなイメージではいます」。テークバックの際にグリップを小さく下げる動きを加えるなど試行錯誤。「強く振って当たる確率を上げていきたい」と、持ち味である打力も磨いていく。【前原淳】