ロッテの新入団選手9人が8日、さいたま市のマリーンズ寮に入寮した。10日からロッテ浦和球場で新人合同自主トレが始まる。

育成4位の黒川凱星内野手(18=学法石川)は“マリーンズ三種の神器”をそろえて入寮した。保育園時代に応援で着用していた背中に「KAISEI」と入った子ども用ユニホーム、恩師を通じて平沢大河内野手(25)本人から寄贈されたグラブ、吉井理人監督(57)の著書「最高のコーチは教えない。」。

黒川は「千葉県出身でマリーンズジュニア出身でもあり、このユニホームは原点。グラブは練習に使ってきたもので思い入れがある。平沢選手と高校の先生が同じ方(佐々木順一朗監督)なのでいただけた。まだお会いしていないので、平沢選手には一番にあいさつに行こうと思っています。本はまだ1回も読んでいないけれどメソッドをたたき込んでチームの役に立てれば。合同自主トレの期間で読み終わると思う」と力を込めた。

年末年始は実家で家族の協力も得ながら練習を継続してきた。合同自主トレに向けては「キャンプじゃないので細かいプレーはやらないと思う。元気の良さだったりを見ていただきたい」と気持ちを高めた。【鎌田直秀】

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