広島秋山翔吾外野手(34)が10日、静岡・下田市での自主トレを公開した。例年参加している阪神板山のほか、広島の後輩宇草や日本ハム五十幡、独立リーグの選手らが新たに加わった。午前中4時間の練習のうち、2時間はロングティーを含めたティー打撃に費やした。大所帯となった合同トレの兄貴分として助言をいとわず、練習に取り組む姿でも若手の見本となった。

長野が巨人へ移籍し、広島でも松山に次ぐ年長者となった。「振り向けば年下ばかり。聞かれたことにちゃんと言葉で答え、それを体現して見せていくことは必要な年齢になってきている」。年齢だけでなく、日本球界と米国球界で経験を重ねてきた。シーズンに入っても、若手の見本であり続けるつもりだ。

日本球界復帰2年目の今年は、ミートポイントを投手側に修正。例年以上に振り込んでいる。新井監督を迎えて生まれ変わろうとしている広島の中で、簡単に若手にポジションを明け渡すつもりはない。「壁でいたいというよりは、僕自身はまだまだ上回っていたい。負けるつもりは全然ないので、とにかく自分がグランドに立つことを第一に考えてやっているつもりです」。広島で初めて迎えるプロ13年目のシーズン開幕に、若手と変わらぬ危機感を持って臨む。

○…宇草が秋山塾の成果を感じている。昨季途中加入から打撃の助言を受けてきた師匠に、今オフ正式に弟子入り。打撃技術だけでなく、練習に取り組む姿勢から吸収している。短期間でも手応えは「かなりあります」と充実の表情を浮かべる。「秋山さんを追い越すくらいの気持ちで、誰よりも打てるような選手になりたい」。外野のライバルとなる師匠超えが最大の恩返しとなる。

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