開幕ダッシュ決める。広島小園海斗内野手(22)が12日、松山・坊っちゃんスタジアムでの自主トレを公開した。今季はスロースターターからの脱却を目指している。21年は開幕を2軍で迎え、昨季は4月終了まで打率1割5分7厘、0本塁打、8打点。低調な滑り出しが続くだけに「最初からかましてやりたい」と意気込む。

3年連続となったヤクルト山田らとの合同自主トレでは、調子の波を減らすための技を盗むつもりでいる。「(山田は)引き出しがいっぱいあるので、対応能力や勝負強さがある。練習から生きてくると思うので、練習をしながら感じていければいいかなと思います」。調子の波を減らすことが安定の鍵となる。

昨季も7月以降は打率2割9分9厘と好結果を残した。「(前半戦は)本当に迷惑をかけた。それでも使ってもらって、いい経験ができた。その経験を生かしながら、後半戦の感覚を持ちながらできれば」。24日まで濃密なトレーニングを過ごしながら、山田擁するヤクルトとの3月31日開幕を見据える。