阪神佐藤輝明内野手(23)が、3年目の春季キャンプ第1クールを終えた。練習後は「ここからっすね」と笑顔まじりに先を見据えた。

今キャンプ1号が飛び出した。フリー打撃では岡田彰布監督(65)が見守る中、81スイングで14本の柵越え。中堅から右翼方向へ8発を放り込み、右中間への推定130メートルのアーチも見せた。前日1日にはフリー打撃で68スイングしながらまさかの柵越え0本。岡田監督からはポイントを前にするようにアドバイスを受けており、キャンプ初日とは違った姿を見せた。

佐藤輝は「積み重ねなので」と慢心なし。「今日よかったから悪かったからどう、とかはないですけど、昨日よりはよかったんじゃないですかね」。フリー打撃前の置きティーの位置を調整したといい「(打撃コーチの)水口さんに言われて、もう少し前にしてみよう、と。それでやってみました。試合ではそこで打つので、いいかなと思いました」と手応えを明かした。

「しっかり自分のポイントで捉えてというのはやっていきたいと思います」と今後も“岡田スタイル”は継続の予定。23歳が進化すべく、必死にバットを振り続ける。

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